前回に引き続き、三重県名張市で竣工した建築家と建てる和モダンデザイナーズ住宅の内観をご紹介します。
今回紹介するのは浴室と脱衣室なのですが、おそらく今回の案件で施主様が最もこだわった部分がこちらの浴室です。ゆっくりとお風呂につかりながら、一面に広がる庭を眺めたいという強い希望を汲み取って、眺望を重視するために浴室を2Fに設置しました。
コーナーを窓にすることで、採光性、眺望性ともに抜群のデザインです。
浴室の外側にはバルコニーが設置されており、季節によってはお風呂からこちらのバルコニーへ出ることによって、リラックスした気持ちで森林浴が楽しめるように工夫されています。撮影時にはバルコニーはこのままでしたが、現在は無垢のスノコ状バルコニーに仕上がっています。
使用したユニットバスはTOTOのハーフユニットバスです。自由設計に応用が効きます。ユニットバスの壁面には十和田石(とわだいし)を贅沢にもふんだんに使用しています。ただし、実際にはお掃除が大変な一面もありますので、やはり既製品のユニットバスを利用する方が日常の使い勝手では勝るものはありません。このような自由設計の浴室は使い勝手を求める方にはオススメできない施工方法ではあります。
脱衣室と浴室に一体感が生まれるように、透明ガラスで仕切りを作っています。脱衣室の床と天井はスギの赤身を中心とした無垢板を使う事により、ここでも統一感を作り出しています。洗面カウンターも勿論、無垢材を使った特注品です。
浴室と反対側の方向、つまり脱衣室の入り口です。建具を一面ガラス張りにすることで空間的な広がりを演出しています。